• 礼装として用いる襟
ウイングカラー(バタフライカラー)
襟の先が前に折れた立衿。「並衿」ともよばれる。タキシードやモーニングなどとともに正装用として用いられる。タキシードと燕尾服に用いる(装飾としてとしてプリーツが入っている物もある、主に略式)、ヒダ胸のタキシードシャツと、フロックコートとモーニングコートに用いるイカ胸のイブニングシャツを着用する。比翼仕立て(隠しボタン)で無い物はスタッドボタンを着用する(カフリンクスに合わせること)
ラウンドウイングカラー
ウイングカラーの襟先を丸くしたもので着用法はウイングカラーと全く同じ正装に用いる物である。


  • ビジネスとして用いる襟
レギュラーカラー
最も標準的な襟の開きのシャツ。正装としてふさわしい。
ナロースプレッドカラー
両襟の開きが狭い(60°程度)シャツ。
ワイドスプレッドカラー
両襟の開きが広い(100〜120°程度)。ウィンザー公にちなんで、「ウィンザーカラー」とも呼ばれる。伝統的な英国風スタイル。
ショートポイントカラー
ショートポイントカラーはスモールカラーとも呼ばれ、その衿先は6センチ以下と短い。開き角度は80度。ロングポイントとは正反対に、スポーティでカジュアルなイメージ。
ロングポイントカラー
ロングポイントは9〜10センチの長い衿先が特徴。レギユラーとほぼ同角度のスプレッドをもつが、衿が長い分、幾分ロングポイントのほうが狭い印象になる。
タブカラー
両側の襟をタブとよばれる紐でつなげた襟。タブの上からネクタイを通すので、ネクタイが浮き上がる。活動的なスタイルとなる。
ピンホールカラー(アイレットカラー)
両側の襟をカラーピンで止めた襟。タブカラーと同じような形状となるが、ピンがアクセントになる。
ラウンドカラー
襟の先が丸くなったスタイル。
クレリック(和製英語)
シャツの生地が白無地以外で、襟とカフスだけ白無地の生地を用いたシャツ。クレリックは僧侶(特に牧師)の意味。正しくはセパレーテッド・カラーなどと呼ばれる。なぜクレリックなのかは、牧師が通常礼拝の際に着用するガウンからはみ出しているシャツの襟やカフスがガウンと色違いであることや、或いはガウンの上から着用するストール(襟巻型の袈裟)が白系が多いことなどから、襟やカフスの色違いとなっているシャツを牧師の服装に見立ててクレリックシャツと呼ぶようになったと言われる。これによりカラー部が白でこれから派生して、襟とカフスが白無地以外の色の場合(黒や緑など)もクレリックと呼ばれる事がある。
マイターカラー
マイターとは、額縁の隅のような繋ぎ目、つまり斜めつぎのことで、本来は額縁の角のように合わせた衿のことを指す。


  • カジュアルとして用いる襟
ボタンダウンカラー
襟の先端を前身頃にボタンで留めるシャツ。ポロの競技中に襟が風でバタバタと動かないように、ボタン止めしていた選手を見てブルックス・ブラザーズの創業者ジョン・ブルックスが考案したのが始まりと言われている。(襟をは縫い取って洗っていた頃の名残という説も有る。)カジュアルなスタイルで典型的なアメリカン・スタイルである。
スタンドカラー
戦前までは、カラーとカフスがシャツから取り外し出来るようになっており、衿をはずした状態をスタンドカラーと呼ぶ。日本で流行した契機は、1980年代の三宅一生のコレクション。
イタリアンカラー
襟元の第1ボタンがなく、ノーネクタイを基本として使用される。
ドゥエボットーニ
イタリア語で2つの(ドゥエ)ボタン(ボットーニ)という意味。台襟にボタン2つが入るため、襟が高くなる。ノーネクタイでも襟が映えるので、クールビズのアイテムとしてもてはやされている。ボタンダウンもある。
トレボットーニ
イタリア語で3つの(トレ)ボタン(ボットーニ)という意味。台襟にボタンが3つ入るため、ドゥエボットーニよりも襟が高くなる。ノーネクタイ専用のアイテム。こちらはボタンダウン化されているものが多い。
オープンカラー
衿が開いた開襟シャツ。夏の暑い時期のために涼しさを求めた比較的ラフなシャツ。学生服の夏服などにも用いられる。